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エアコン選びは建築設計

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

昨日は次男の

中国大会を見に広島へ

弾丸で帰って

今日は月一の海岸清掃です

参加はこれで4回目

毎度のゴミ量に驚かされますが

毎回とても気持ち良いですよ

興味のある方はお声掛け下さい!

さてそんな本日の話題は

エアコン選定についてです

家電屋さんで良くあるトーク

「6畳の部屋なので

8畳用のエアコンを付けましょう」

エアコンには畳数表示があり

それだけ見ると

とても便利に思いますが

これ実は未だに昭和の住宅性能を

元にした基準のままなのです

畳数基準は1964年のJIS規格

当時の住宅は断熱性能がとにかく低い

アルミサッシ、シングルガラス

無断熱も当たり前の時代なので

同じ畳数でも

必要なエアコン能力は

家によって全然違うのです

昔の家と

今の住宅では

そもそも熱の逃げ方が違う

窓の性能も違う

日射の入り方も違う

つまり

帖数だけで決めるというのは

かなり乱暴な話なんですね

例えばですが

・窓が大きい家

・西日が強い家

・吹抜けがある家

・断熱性能が低い家

こういった住宅では

当然エアコン負荷は大きくなります

逆に

・断熱性能が高い

・日射遮蔽が出来ている

・気密性能が高い

・空気がしっかり循環する

こういった家では

小さなエアコンでも

驚くほど快適になります

「何帖用を付けるか」ではなく

「その家で

どれだけ熱が出入りするか」

を計算しなければならない

これが

負荷計算です

少しマニアックな話になりますが

実際には

・外皮面積、断熱性能

・窓面積、日射取得量、方位

・換気量

こういったものを

細かく計算していきます

さらに重要なのは

建物以外の熱も考える事

例えば

・人の発熱

・照明器具

・テレビ

・冷蔵庫

・IHや電子レンジ

こういったものも

実は熱を出しています

人が4人集まれば

それだけで暖房機器に近い熱量になる。

料理をすれば

室温は上がる

大型テレビも

地味に熱を出します

つまり

「外から入ってくる熱」と

「家の中で発生する熱」

この両方を考えながら

エアコンを選定していく訳です

だからこそ

本当に性能の良い家ほど

「こんな小さいエアコンで

 本当に大丈夫なんですか?」

と言われる事が多い

逆に言えば

大きなエアコンを付ければ安心

という訳でもありません

必要以上に大きいエアコンは

早い段階で設定温度になり

止まってしまうとその分

除湿量が減る

付いたり消えたりで効率が悪い

逆に電気代が上がるなんて事も

特に最近の住宅は

高断熱高気密化が進み

昔よりずっと少ないエネルギーで

暮らせる時代になりました

だからこそ

昔の感覚のまま

「とりあえず大きめを付けよう」

では逆に快適性を損ねる事もある

大切なのは

畳数を見る事ではなく

家の熱負荷を理解する事

どれだけ熱が逃げるのか

どれだけ熱が入るのか

どれだけ熱が発熱するのか

そこまで考えて初めて

快適な空調計画になります

エアコン選びとは

家電選びではなく

実は建築設計

そのものなのだと思います

効率を上げ

コストを落とし

様々な機能が付いた

現在のエアコンは

昔と比べて大変壊れやすいです

昔ながらの考え方で

とりあえず大きいサイズにする

しかし当然大きいサイズの方が

金額は高いです

エアコン選びは

空調設計者に任せる事が

家計にも地球にも

優しくなる事でしょう

それではまた次回(^^)

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