数値じゃ測れない心地よさ
皆さんこんにちはKATSUKENの勝部です
最近岐阜に進学した長男からの
日々の連絡を楽しみにしています
家に居たときよりも
ゆっくり喋っているようなww
4月に我が家は3人全員が進学
それぞれ新しい環境で頑張っています
皆が成長していく姿を感じられるのは
ありがたいことです
そしてそれは家族だけではなく
社員たちにも言えること
昨年から一気に
仕事を任せるというスタイルに
会社の体制を変えたのが大きく
皆が責任感を強く持ち
自分で考え
仕事に取り組んでくれている
成長は桁違いで
ありがたい限りです
そんな社員の気持ちに答えられるよう
私も成長していかないとww
相乗効果ですね
さてそんな本日は
数値じゃ測れない心地よさ
というお話
先日打合せ中のお客様から
こんなご質問をいただきました
「玄関ドアの仕様を変えたら
断熱等級は6になってしまいますか?」
性能に関心を持ってくださるのは
とてもありがたいことですし
本気で家づくりに向き合っておられる証拠
しかしこのやりとりを通じて
改めてお伝えしたのは
数字や等級が
ゴールではないということです
たとえばUA値です
これは外皮平均熱貫流率と呼ばれる指標で
家の外皮1㎡あたりから
温度差1℃でどれだけの熱が逃げるかを
W/㎡Kという単位で示したもの
数値が小さいほど
熱が逃げにくく断熱性が高いとされ
高断熱住宅かどうかを測る目安として
使われています
ただしこのUA値には
大きな落とし穴もあります
あくまでも
断熱材や窓などの性能を
面積平均した数値ですので
外壁の面積が大きかったり
複雑な凹凸がある設計であっても
断熱材の厚みが同じであれば
不利な条件でも
数値が良くなったり
つまり同じUA値でも
実際のエネルギー消費量や
快適性には大きな差が
生じる可能性があるのです
さらにUA値は
換気による熱損失を含みません
熱交換換気で熱のロスを抑えても
単純な第3種換気で
外気をそのまま取り入れていても
UA値の上ではまったく同じ扱いになる
これは現実のエネルギー消費とは
明らかにズレていることになります
また 窓の面積を減らすと
UA値は良くなりますが
冬の日射取得が減って
昼間も暖まりにくくなる場合もあります
夏の日射遮蔽や通風計画などを考慮せず
ただUA値だけを良くしようとするあまり
窓を極端に小さくした設計も
実際には存在しますので
たとえ断熱等級6や7といった
高性能のラベルがついていても
快適とは程遠い場合も少なくありません
つまり本当に大切なのは
数値そのものではなく
その家でどんな暮らしができるのか
そこに尽きると思うのです
数値や等級は
何を選ぶかのヒントにはなっても
どう暮らせるかの答えではありません
気候や日射条件
家族構成や生活スタイル
そして将来に渡る
エネルギーコストまで見据えて
設計していく必要があります
大切なのは適切な断熱性能と
室温設計に空調計画
どんなに断熱が良くても
部屋ごとに温度ムラがあれば
快適さは損なわれます
どんなに数値が良くても
空調の効率が悪ければ
エネルギーは無駄に使われてしまいます
しっかりとした空調設計がされていれば
少しのエネルギーで全室快適に
過ごすことができるのです
数値を疎かにしてはいけません
しかし数字を並べることより
実際にどう心地よく暮らせるか
これを一緒に考えられる人と
家づくりをすることが何より大切です
断熱性能の根拠は何か?
その家は最寒日に何℃になるのか
空調計画はどうなっているか
一生に一度の家づくり
その先にある「暮らし」を
しっかりと見据えて選んでいきましょう
それではまた次回(^^)
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