UA値に惑わされるな
皆さんこんにちはKATSUKENの勝部です
香川出張帰りで
ちょっと疲れ気味の日曜日です
隙間時間に登った金刀比羅宮
石段1368段
有名なうどん屋さんが
あと数分で閉まるという状況で
荷物を持って走った1km
まだまだトレーニングが
足りませんね(笑)
さて本日はUA値についてのお話
香川で開催されていたのは
新住協の総会と公演会
ちなみに新住協とは
新木造住宅技術研究競技会の略で
家づくりの担い手である
工務店や設計事務所と協力して
住宅建築技術を開発し
日本の住宅性能の向上を
目指す民間の研究機関です
室蘭工業大学の名誉教授であり
高気密高断熱住宅の第一人者である
鎌田紀彦先生が作られた
コストを抑えて
高性能住宅を作るための
手法を多くの実務者に伝える
そして学びの機会を与えてくれる
そんな団体です
高性能住宅に本気で取組む
ほとんどの会社は入っていると思います
逆に新住協で学んでいますという
言葉欲しさに入会だけして
勉強はしないという
会員もいるそうです
確かに地元で入会している会社は
ありますが
見たこともない会社は沢山あります
さてそんな新住協での鎌田先生の
公演の中でありました
UA値の小さな住宅が
必ずしも省エネ住宅ではないというお話
UA値とは
床壁天井と窓の部位面積を掛けて
加重平均を求めた平均熱貫流率
従って凹凸の大きな設計の建物で
外表面積の大きな建物でも
断熱材の厚さが変わらなければ
UA値は同じになりますが
暖房エネルギーには
大きな違いが生じます
また、換気での熱損失を含まないので
20~30%も暖房エネルギーを削減する
熱交換換気設備を使っても
全ての熱を捨ててしまう
第3種換気を使っても
やはりUA値は同じ
単位はW/(㎡・K)
分かりやすく言うと
外皮1㎡あたりから
温度差が1K(℃)の時に
何Wの熱が移動するかを示したもの
数値が低ければ熱が逃げにくく
断熱性能が良い家(高断熱住宅)
という指標とはなっていますが
以上のように住宅の省エネルギー性能を
評価する指標としては不適当な数値です
ちなみに2025年にここ6地域で義務化される
断熱等級4のUA値が0.87
2030年に義務化される断熱等級5は0.6
どちらも海外では違法のレベルです
そんな低いレベルの義務化…
完全に増エネなんです
いつも言いますが建築基準法は最低レベル
お客様の最適基準には程遠いのです
何も知らないならせめて
海外の最低基準になってくる
等級6でUA値は0.46
日本もこれ位を
最低基準にして欲しい所
イニシャルコストはかかるが
ランニングコストは下がる
地域の気候条件や
快適な暮らしのライン
エネルギー量と電気代
様々な事を想定し
最適な断熱材や窓を選択し
実務者のエゴにならないように
設計を行う
だからUA値なんて
気にもしてなくて
本当に大切なのは
UA値がゴールではないという事を
知っている実務者にたどり着くことが
快適な家創りへの近道
先にも話しましたが
換気での熱損失が含まれない為
暖冷房の計画をこれだけで考える事は
当然出来ませんし
壁より性能の低い
窓の面積を小さくする事で
UA値は良くなるという
特徴もあります
数値を追うあまり
窓を小さくするとか
無くしてしまうような事を
する実務者は
本当に要るそうですので
要注意
メインの中間領域方向に
大開口を取り景色を楽しむ
冬には日射取得をし
夏には日射遮蔽をする
だから窓の性能も重要
UA値が低くても
温度ムラがあり
室内温度の低下が早く
エネルギーコストのかかる
家はそこら中にあります
冷暖房エネルギー
室内温度に空調設計
数字だけを追うのではなく
全てのバランスを考えて設計すること
それこそが住まい手の
健康と快適を考えた設計
そして地域と地球の未来を
思う家創り
一生に一度の家創り
未来にとって
負債にするのか
資産となるのか
自分の事だけ考えるのか
未来の世代のことも考えるのか
参考にして頂けたらと思います
それではまた次回(^^)
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