水平構面の重要性
皆さんこんにちはKATSUKENの勝部です
今週は東大の環境塾参加で東京出張が二日
今回は6回目の講義
なかなか島根から毎回参加は厳しいので
現地参加は3回目
3回目にして初めて晴れました(笑)
それにしても東京は人が多い
そして外国人が多い
田舎とは違いますね
今回も学び多き東京出張でした
(色んな意味で (笑))
さて順調に進んでいるリノベ物件で
2階の床工事が始まりました
いよいよ床が出来ていき
工事も足元が良くなって
効率も上がります
今回の物件2階の床が古くなったり
痛んでいた訳ではありません
では何故改修?
今日はそんなお話し
建物を箱と想像して下さい
その箱が柱だけで出来ていたとしたら
横からの力に弱い
↓ ↓
その為に壁に耐力壁を入れて強くします
でもそれだけではまだ足りません
壁を強くした箱にフタがなかった場合
その箱を押したら
上の空いている部分がグニャッと
↓ ↓
フタが入るとガッチリ
↓ ↓
建物の床にはこの役目があり
これを水平構面と言います
水平構面というのは
建物が受ける水平方向の力
(地震力・風圧力)を鉛直構面である
耐力壁(筋交や面材)で受け止める為の
フタの様な役割(床・屋根)
このフタである水平構面を固める事で
はじめて耐力壁は効果を発揮します
強い壁と強いフタを両方検討して
初めて強い家が出来るんですね
今回はリノベなので2階の床は
梁の不陸調整と材料補強を行って
床合板を貼り強度を上げます
リノベでここまでやるのは本当に大変
大工さんのお陰です
屋根部分はまだ新しく
今回構えなかったので
入る限りの水平ブレースを入れて
強度を確保する事にしました
この工事をしっかりやるのと
やらないのでは地震力が働いた時に
その力を流していく上で
全く違った形になってしまいます
フタが強いと建物はそんなに歪まない
フタが弱いと建物が大きく歪む
その結果バランスよく
力が壁に伝えていく事も出来なくなる訳です
壁だけ強くなっていれば
安心という事ではありません
まあこんな話
プロならやって当たり前じゃ無いかと
思われそうな話ですが
建築基準法ではこの水平構面の
検討は不要です
という事はこの知識が無い
実務者の方がむしろ多い
建築業界の闇
いつも言いますが
建築基準法は最低基準
最適基準とは程遠い
この水平構面を検討するのは
構造計算と呼ばれる計算方法のみ
私的にはここが最低基準
そしてこの計算をするのも
専門知識がある人と無い人で
計算結果には差が出る
オペレーターとクリエイターで
その結果は大違い
そして現場での施工でも
その強度は変わっていくので
計算する人も施工する人も
知識があって初めて成立します
常に勉強して知識を増やすのは
お客様の為に当たり前の事
そんな当たり前の事を出来ない業者は
負の遺産を増やすだけ
お客様の為にならない事は
地域の未来にも
地球の未来にも繋がりません
あなたはその家にこの先何年住み
どれだけの時間を過ごすでしょうか?
法律や流行りの言葉だけに惑わされず
自分達にとってのメリットが
未来の人達のメリットになっていくような
そんな家造りを皆さんにして欲しいです
それではまた次回(^^)
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