木は水に弱いのか
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
先日ゼネコンで工務をしているが
大工になりたいという
20歳の子が材木屋さんの紹介で
私の話を聞きに来ました
うちの社員はどこかで
聞いた事のある話だなと
思っている事でしょうww
大工の現状
家創りのすばらしさ
人が作る物を管理するのと
自分が作る事の違い
様々な角度から
熱い想いを話させて頂きました
もっと早く行動して
おけば良かったと
最後にぼそっとつぶやいたので
自分が動きだそうと思った時が
最高のタイミングだと
伝えました
この業界を支える
人材になって貰えたら
とても嬉しい事ですね
さて本日は
木は水に弱いのか
というお話
モデルハウスが
全面板張りの外壁でして
更に無塗装仕上げ
見た数名の方が
腐らないんですか?
という質問をしてくれます
「木は水に弱い」
「いや 木は水に強い」
どっちなんですか?
と聞かれることもあります
確かに雨漏りで柱や土台が
濡れ続ければ腐ります
シロアリ被害にも
つながる
一方で
外壁板は
塗装をしなくても
30年 40年と
持つこともあります
神社やお寺を想像してみてください
矛盾しているようで
実は答えは
とてもシンプル
木が腐るのは
水に触れたから
ではありません
正確には
腐朽菌が繁殖したときに
腐ります
腐朽菌が繁殖するには
4つの条件が必要です
空気
温度
栄養
水
このうち
空気と温度は
住宅ではゼロにできません
栄養は
木そのものにあります
だから最後に残るのが
「水」な訳です
ここが
とても大事なポイントです
木外壁は
雨に濡れても
晴れの日が
1日 2日続けば
自然に乾きます
乾けば
腐朽菌は活動できません
つまり
濡れても乾く環境なら
木は強い
これが本質です
古くから
木が外壁に
使われてきたのは
経験ではなく
理にかなっているからです
一方で
最近の住宅は
気密や断熱を高めるため
何重にも
ラッピングされています
これは
とても大切な技術
しかし
万が一
水が入り込んだ場合
外に抜けにくい
構造にもなります
しかも
暖かい時期なら
温度も十分
空気もある
栄養もある
水が長期間とどまれば
腐朽菌にとって
最高の環境です
ここで初めて
木は水に弱い
という現象が
起きます
まとめると
濡れても乾くなら強い
濡れ続ければ弱い
それだけの話です
ウッドデッキにしても
屋根が無い場所に作ると
雨の日には濡れ
晴れの日には露
という状況に
材料には
性格があります
その性格を
理解せずに使えば
トラブルになります
逆に
理にかなった設計と
丁寧な施工をすれば
木は驚くほど長持ちします
雨仕舞いを丁寧にする
水の逃げ道をつくる
万が一濡れても乾く設計にする
この積み重ねが
家の寿命を決めます
室内でも同じ
使ったら拭く
換気する
湿気をためない
それだけで
木は何十年も
良い仕事をしてくれます
木は弱い材料ではありません
正しく使えば
とても優秀な材料です
材料のせいにする前に
設計と施工を見直す
そして暮らし方も整える
木はきちんと向き合えば
必ず応えてくれます
モデルは無塗装
モデルは無塗装
現在新築中の物件は
ウッドロングエコの
水槽漬け塗装
同じ時期に施工した2件
2つの木外壁が
どのように表情を変え
どのように変化していくか
楽しみたいと思います
劣化ではなく変化
それを楽しめる
そんな家創りを
して頂けたらと思います
それではまた次回(^^)
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