【実家が寒いと感じたら】
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
先週は大阪出張で
マンションリノベの巨匠である
小谷さん設計の物件を
見学させて頂きました
本当に見事な設計で
得る物はとても多かったです
しっかり身にして
成長していきます!
さてそんな本日は
実家が寒いと感じたら
というお話です
久しぶりに
実家に帰省したとき
玄関からリビングへ続く
廊下の冷え込みに
驚いたことはありませんか?
「昔の家だから仕方ない」
「そういうものだ」と
当たり前のように
受け流してはいないでしょうか?
実家でいちばん長く
座っていた場所が
こたつではないでしょうか?
こたつは日本が誇る文化
でもこたつが必要だった理由は
単純に家全体を
暖められなかったからなのです
もしあなたがこれから
家を建てようと考えていたり
今の住まいを
リノベーションしようと
思っているのなら
その寒さは
決して無視してはいけない
サインです
なぜ昔の家は
あんなにも寒いのか
それは単純な理由です
建物の断熱と気密が
圧倒的に足りていないから
壁の中や床下に
冷たい外気がそのまま入り込み
室内の熱をどんどん奪っていく
そんな器で暮らしている状態です
昔の家は
隙間から風が入り放題の構造
窓もアルミサッシ一枚で
外気温をそのまま伝えてしまいます
床下の断熱材も
施工方法に知識がない業者が建てれば
床と柱の隙間から
冷たい空気が容赦なく流れ込んでくる
これが物理的な原因です
「寒いのは我慢するしかない」
そう思い込んでいませんか
しかしその寒さは
ただ不快なだけでなく
命にかかわるリスクを
孕んでいることを
知っておいてほしいのです
最近のニュースでも
ヒートショックという言葉を
よく耳にするようになりました
厚生労働省の統計によると
浴槽内での死亡者数は
年間で約5千人から6千人
ヒートショックを含む
入浴中の急死者数は
年間で約1万9千人にものぼります
救急搬送を含めると
年間10万人を超える数字です
比較対象として挙げられる
交通事故の死亡者数は
年間で約2千7百人ほど
なんと家の中の
温度差による死亡事故は
交通事故の約7倍も多いのです
私たちが普段
車に乗る時に気をつけることの
何倍もの危険が
家の中に潜んでいる
そう考えたとき
廊下が寒いという状況を
ただの風物詩として
笑って済ますことはできません
「行ってらっしゃい
気を付けて」と
交通事故の心配をする
何倍もの頻度で
「お帰りなさい気を付けて」と
ヒートショックの
心配をすべきなのです

ではどうすれば
この廊下の寒さをなくせるのか
まず大切なことは
設備に頼る前に
家そのものの
器を整えることです
エアコンという機械は
人を冷やすのではなく
部屋の空気を冷やすのが役目です
しかし断熱と気密が
しっかりしていない家では
いくら高性能な
エアコンをつけても
せっかく温めた空気が
隙間からどんどん
逃げていきます
それはまるで
ザルで水を汲もう
とするようなものです
これではあまりに
効率が悪すぎる
断熱材を隙間なく入れ
気密性を高める
そして室内の
温度差をなくし
足元まで
暖かい環境をつくる
これができて初めて
エアコンは
本来の力を発揮し
最小限のエネルギーで
家中を快適に
保てるようになります
健康で快適な暮らしは
限られた人だけの
贅沢ではなく
誰もが平等に
手に入れられるもの
今の暮らしを
我慢ベースにする必要は
全くないのです
では間取りの
工夫はどうでしょうか
最近は廊下のない家も人気です
廊下を無くして
リビングを通る動線にすれば
たしかに室温は安定しやすい
回遊動線をつくることで
家族の気配も
感じやすくなりますね
ただ一方で
廊下という空間が
家族にとって
必要な場合もあります
例えばプライバシーの確保や
生活音の遮断
そういった情緒的な価値を
大切にするなら
無理に廊下を
なくす必要はありません
大切なのは
間取りの形ではなく
家全体の空気環境が
整っているか
廊下があってもなくても
家中のどこにいても
温度差を感じないこと
これさえクリアできていれば
廊下は単なる
寒くて暗い通路ではなく
家族の暮らしを穏やかにつなぐ
大切な場所になります
完成すると
見えなくなる部分に
どれだけ手間をかけられるか
断熱や気密
構造といった
目に見えない仕事こそが
空間の質を決めるからです
効率よりも本質を選ぶ

実家の廊下の寒さを感じたとき
それはあなたにとって
新しい住まいへのヒントになります
自分と家族の命を
守れる家をつくる事
その強い想いが
あなたの家づくりの
土台になります
寒さを我慢する暮らしから卒業し
冬でも温度を気にせず
家族が健やかに笑い合える
そんな器を創る
日本という国では
まだ健康的な家づくりが
贅沢なものだと
勘違いされています
でも本当は
家族の健康を
一番に考えることは
家づくりにおける
最も基本的な責任なのです
あなたの理想の暮らしを
丁寧な器で整えていきましょう
それではまた次回(^^)
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