リノベの気密測定
皆さんこんにちはKATSUKENの勝部です
今週は週の半分以上が出張
できる限りの仕事を
終わらせて出たいですが
事務所のパソコン程の効率はないにしても
ipadさえ持って出たら
仕事がほとんどこなせるように
シフトチェンジしているので
気持ちもずいぶん楽になりました
本当に便利な時代です
現場を任せられるように成長してくれた
社員たちにも感謝
皆の支えがあってこそです
さて本日は
リノベの気密測定について
昨日はリノベの物件での
気密測定でした
いつも言っていますが
来年施工予定の建築基準法の
省エネの改正に取り残された
気密性能
気密測定とは建物の隙間からの
空気漏れを測定し
その気密性(空気の漏れにくさ)
を評価するための現場測定です
耐震や断熱と違い
計算で出るものではなく
現場実測してはじめて分かるもの
隙間が少ない=気密性が高いとなり
家の隙間が少ないと
室内の空気が外に漏れにくく
外の空気が室内に入りにくいため
想定していた断熱性能が保たれ
季節を問わず快適に過ごすことができます
一方で隙間が多いと
外気と一緒に花粉やPM2.5などの
汚染物質が住宅に侵入してしまったり
冷暖房設備の効率が
落ちてしまったりと住まいにおける
温熱環境や快適性に大きく
影響してくる要素になります
気密性能であるC値は
cm2/m2の単位で表されて
1m✕1mのスペースで
何cm×何cmの隙間があるかを示します
実はこのC値
2009年までは国の基準に
寒冷地で2.0cm2/m2以下
その他の地域では5.0cm2/m2以下
と定められていました
なぜか国の基準から消されたC値
しかし住宅の性能を示す重要な
数値であることは変わりません
その重要性の
一番のポイントは換気、空調になります
建築基準法では1時間に0.5回の
換気が家中で行われないといけない
ように定められています
換気計画をした時に
新鮮な空気と汚れた空気の
動く経路を設計します
例えば新鮮な空気と汚れた空気が
通る経路の中にその他に隙間があったら
どうなるでしょうか?
ストローで飲み物を飲む時を
イメージしてください
ストローに穴が空いていたら
飲み物はうまく吸い込めない
それと一緒
気密が低い場合
隙間から空気の侵入があるため
計画通りに空気は流れなくなってしまう
家中の空気が計画通り
動かなくなるということは
空調計画も台無しになります
一般的に高性能住宅では
C値1.0cm2/m2以下と言われていますが
私が勉強させてもらっている
新住協では0.5cm2/m2以下を
基準にと言われています
30年以上も高性能住宅を
研究しておられる鎌田先生が
これくらいが計画換気をする上でも
コスト的にも一番ベストなのだと
新築のC値は0.5cm2/m2以下
しかし今回はリノベ案件
改修工事は簡単に
そのようにはいきません
キレイで新しい所に作っていく
新築工事とは違い
既存の改修工事は
構造躯体のデコボコや
屋根との取合い
先にやればい簡単にできる作業を
後から手間を掛けてやらなければ
なりません
改修工事の場合は
C値1.0cm2/m2以下に出来れば
非常に優秀と言われています
ちなみに今回のリノベ物件の数値は
0.9cm2/m2でした
改修工事前の測定値は
14.54cm2/m2
当社としてもリノベでの
気密測定は初めてでしたが
ここまで気密性能を
改修できていて安心しました
新築でもリノベでも
気密測定をして実測する事が大切
まだまだ気密測定をする会社の方が
少ない世の中です
国の基準からも取り残されましたが
一生住む家の性能です
目には見えない部分は
しっかりと測って
数字として残しましょう
そして最後にワンポイントアドバイス
気密測定は第三者機関での測定を
お勧めします
自社での測定を
行っている会社がありますが
知り合いの大工さんに聞いた話で
報告書を自分で作るから
数字を誤魔化して
数値が良くなるように計算したり
測定時に目張りをしては
いけない場所を目張りして
数値を改ざんする会社があるのだとか
少なくとも市内に2件はそんな会社が…
建築業界の闇
恥ずかしい限りです
どうか信頼できる業者と
一生に一度の家創りを
それではまた次回(^^)
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