構造塾
こんにちは、KATSUKENの勝部です。
11月4、5日は斐川で内覧会
ご興味のある方はこちらから
先週は「構造塾カンファレンス2023」に参加する為に横浜出張
構造についての勉強もですが、今までZOOMでしか顔を合わせた事の無かった
仲間たちともリアルでは初対面、かなり多めに名刺を持って行ったのですが
途中で足りなくなってしまいました
勉強する事も非常に重要なのですが、こうして横のつながりが出来ていくのは
もっと大切な事だと思っているので、積極的に声をかけるようにしています
そしてつながった仲間達とその後も情報をやり取りしたり
困った時に助け合ったりと、横のつながりは非常に重要ですよね
約70名の参加、急な振りで全体挨拶と事例紹介を頼まれたのは良い思い出となりました(笑)
2月に講師を頼まれている建築士会での講演で話そうと思っている
木造住宅における4号特例縮小の解説を塾長にしてもらいましたので
今日はそんな4号特例縮小のお話を
2025に国は住宅の省エネを義務化するのと同時に
木造住宅における4号特例を縮小します
そもそも4号特例とは??
家を建てる時に必ず検討しないといけない簡易的な構造安全性の検討を建築士が行う訳ですが
検討していれば、検討書類の提出義務が無いのが4号特例
という事は構造の安全性は第三者のチェックは無いという事になります
ここで一番怖いのは極論計算をしなくても誰にも分からないという事です
昨年びっくりしたのは、大工仲間の棟上げの手伝いに行ったときに
あまりに壁のバランスが悪かったのと、金物の指定があいまいだったので
建築士さんに確認してくれと頼むと、壁量計算やバランス、N値計算(金物の計算)
は行っていなかった事が発覚、衝撃でした
ここで発覚していなかったら、何も知らずにお客様はそこに住むわけで
大きな地震が来たらひとたまりもない…
未だに書類提出の義務がないのではなく検討をしなくても良いと思っている建築士もいるそうです
そもそも検討する壁量計算というのは制定されたのが今から42年前
阪神淡路大震災後の今から26年前にバランスやN値計算が追加された
日本の耐震性能はそこからアップデートしていない状況
26年前に国が決めた最低基準は耐震等級1、この住宅は熊本地震で何件も倒壊しています
ここで大きなポイントは4号特例が縮小してもただ書類提出が義務化になるだけで
最低基準は大きく変わらないという事です
基礎、水平構面、梁上耐力壁、壁量と同じくらい重要な所の検討はなし
熊本地震クラスが来た時には住み続ける事が出来ないかもしれない家は増え続けるのです
一番上が当社標準の許容応力度計算による耐震等級3(熊本地震での倒壊ゼロ)
法改正毎に最低基準を追い続けていくと①で2025年に見直しして、②で2030年にまた見直しする
ギリギリの性能では常にその都度法改正に対応していかなければならず
手間も労力も沢山かかります
そして何よりその基準で建てたお客様は制度が見直しになる都度自分の家は既存不適格となり
今の法律では建ててはいけない建物になり資産価値を大きく落とす
当社は8年前から耐震等級3を標準にしています
8年前に建てたお客様も2030年に法改正があってもまだ最先端
皆さんも最低基準ではなく、最適基準を目指しませんか?
大きなお金を払うからには、大きな地震が来ても住み続けらる家でなくては
ならないのではないでしょうか?
地震で人が死ぬのではなく、地震で家が倒壊して人が死にます
どんなに住みやすく、オシャレで素敵な家でも
地震で壊れたら住み続ける事は出来なくなります
どうか耐震の重要性を知ってください
一人でも多くの方が真剣に構造計算と向き合う実務者と出会って頂ける事を願います
それでは良い週末を!